スペースヒーターを使う際の注意事項 TVのニュースでも注意されていましたので、ご存知の方もいられると思いますが、スペースヒーターによる火災が増えているそうです。アメリカはセントラルヒーティングの住宅が多いので、費用削減のために便利なスペースヒーターを使用する人は少なくありません。温暖な南カリフォルニアでも、冷え込む朝晩などにお手軽に使えるスペースヒーターは重宝されています。足が冷えやすい女性によってもありがたい存在ですよね。しかし知らなかったために、火災が発生してしまう恐ろしい事があるのです。スペースヒーターによる火災を防ぐため、以下に注意事項をご紹介します。 パワーストリップ(タップ電源)を使用しない!出典 Kaufman Fire Rescue Station 1スペースヒーターを使用する際は必ず壁のコンセントに直接差し込んでください。パワーストリップはスペースヒーターが必要な高電流の流れを処理するように設計されていません。スペースヒーターの電気コードをパワーストリップに差し込んで使用すると、パワーストリップへのエネルギーの流れが増加し、過熱、そして発火することがあります。発火したパワーストリップからカーペットや近くにあるカーテン、ソファなどに火が燃え移り、大きな火災へと発展してしまうのです。消防署によるとスペースヒーターの発熱体は260~315℃以上まで上昇する可能性があると述べています。 電気安全基礎国際(ESFI)による5つの注意事項寝るときや部屋を離れるときは必ずスペースヒーターの電源をオフにし、電気コードも電源から抜いてください。スペースヒーター使用時は燃えやすいものから、1m離れた場所においてください。スペースヒーターは必ずコンセントに直接差し込みます。その際、他の電気器具は同じコンセントで使用しないでください。ご自宅のすべての部屋に火災報知機を設置し、1ヶ月に1回テストしてください。平らな面にスペースヒーターをおいてください。キャビネット、テーブル、家具、またはカーペットにヒーターを置かないでください。オーバーヒートや火災の原因になります。 スペースヒーターが原因の火災の統計2009年から2013年にかけて、米国防火協会(NFP)によると、アメリカでは家庭用暖房装置が原因の火災が56,000件あり、全体の16%を占めています。これらの火災で470人が死亡し、1,490人が負傷し、10億ドルの財産被害が報告されています。NFP によると12月、1月、2月に発生した火災のほぼ半分は家庭暖房が原因だそうです。住宅火災は、5件の内2件毎はスペースヒーター(持ち運び式・固定式)が原因で発生しています。スペースヒーター使用時は必ず注意事項を守り、安全で暖かく冬を過ごされて下さい。 日本語ホームページトップへ戻る